【体験談】父子で簿記3級合格を目指してみた〜独習法とスケジュール

41歳の夫と小学6年生の息子が2023年2月26日の日商簿記3級受験に向けてお家で勉強を始めた体験記です。準備期間は約3ヶ月。専門のスクールに通わず、市販の問題集1冊とYouTube動画、解説ブログの3つを使った独学法で簿記3級の勉強をしたときのスケジュール、かかった費用などをご紹介します。

父子で簿記3級を目指したきっかけ

2022年の冬学校の授業やイベントも一段落して晩御飯を3人で食べた後なんとなくだらだらテレビやスマホゲームをしていてつまんないなと感じていました。

 

休日も家族で特にすることがなくてヒマ。。夢中になれる何かがしたかったです。

父・母・子 3人の頭の中は

子:将来のためにジュニア NISA で株をやるなら簿記の勉強しなきゃいけないのは分かってるけど四季報を見てもさっぱり分かんない

父:仕事を続けるにあたって今までの専門の分野+経営サイドの知識が必要になってくるな

母:大好きなパパと一緒に簿記の勉強するなら、子どもも本気で取り組むかも・・!

目指したゴール

  • なんとなくダラダラ過ごしていた平日の夜や休日にやりがいを作りたかった
  • 3ヶ月後の簿記3級を父子で受験して合格レベルの知識を身につける
  • 「合格」という結果よりも「新しいことに挑戦する」過程を楽しんでほしいという母のねがい

「小6に簿記の試験受けさせるなんて無茶じゃない?!」て思われる方が多いと思うんですが、実際私(母)は大学の時に簿記3級を受験して思いました。

 

それは「この3級の試験・・電卓持ち込み OK だし、計算問題自体は小学生レベルだから、この回りくどい文章さえ理解できたら小学校5−6年生でも合格できるできるな・・」と!

 

それから早20年ーちょうど息子も最近ヒマそうにしてるし、子どもでも投資ができる環境が整ってきているから、いっちょやらせてみようと思いつきました。

 

とはいえ反抗心の強い息子は、怒りっぽい母から教わるなんて真っ平ごめんだろうから、とりあえず私は教材の用意と受験費の支払いだけをして、後はパパに丸投げのスタイルにしました。

 

息子の性格を考えると、ママからガミガミ言われるよりも、パパと二人三脚で一緒に頑張るスタイルが合ってるなと思ったので。

 

簿記とは?メリットは?

各地の商工会議所などで行われている日商簿記検定のことです。日商簿記3級で求められるのはビジネスに関する基本的な会計スキルで、これをマスターすると個人事業主の人は自分で帳簿をつけて決算書を作ることができたり、お金の流れを把握して経営に役立てることができます。

 

いっぽう学生やサラリーマンの方などは、検定に合格することで、就職活動やキャリアアップに役立ちます。

 

プライベートの場合でも、家計のどこをどう節約すればベストか、とか、四季報に載っている会計用語の意味などがはっきり分かります。

 

私個人は、子どもの将来のために、(出前授業かなにかで)子どもが簿記の仕組みを教わったり、中高生が英検を受けるのと同じくらい簿記受験が一般的になれば良いのになと思っています。

こんなひとにおすすめ

  • 親子で 投資を始めたい小学生〜大人
  • 副業や起業をしたい/している人や事業主
  • 四季報を見て良い株をじっくり探したい方

くわしい手順とスケジュール

簿記3級(準備期間の目安:3ヶ月)

  • 1月目:YouTube解説動画を見て内容を理解する
  • 2月目:単元ごとの問題を解く→わからないときは解説ブログで検索
  • 3月目:予想問題10〜15回分を3周解く

最初の一か月間はインプット! YouTube 解説動画(教材①)をテレビ画面に大写しにして家族で簿記の授業を受けます。テレビ画面に大写しにする方法は過去の記事でも紹介しています。



ひとしきり見終わったら教材①の概要欄の問題を解きます。分からない時は教材①の解説動画に戻ったり、文字検索しやすい解説ブログ(教材②)で検索をして解説を読みます。

3ヶ月目は模擬試験をひたすら解きます。10回から15回分を三周解けば、問題ないでしょう。

教材について

①は 簿記系YouTuber による動画解説、②はブログサイトで、検索しやすい仕組みになっています。どちらも無料で使えます。

 

ただYouTubeは途中、広告が入ると集中が途切れるので、うちはYouTubeにお金を出して広告が非表示になるようにしています。↓過去記事でも紹介しています。

 

③は本屋に行って買いました。わたしがこの本を選んだポイントは2つ、一つは2色刷りになっていること、もう一つは本試験のテストに一番近かったことです。

ただ本に載っている解説はくわしくはなかったので、②を使って類似問題を見つけ、その解説を読みました。

 

色選びの際は、赤以外がおすすめです。なぜかというと赤は攻撃色なので、頭に入ってきにくい。青と黒色を使った③なら理解しやすいです。

かかった費用と勉強時間

父子ふたりぶんの費用:8,290円

(受験料5,700円+教材③の本代1,540円+解答用紙のコピー代1,050円)

 

教材①と②は無料のため0円。

 

我が家の場合は他に YouTube Premium の料金がかかってきますので合計1万円位かかってます。
YouTube Premiumの広告非表示機能、良いですよ☆集中して動画を見ることが出来ます。

勉強時間:80−100時間

昔は本でしか勉強できなかったですけど、令和の今は教材が充実していていいですね。

 

わからない箇所をキーワードで検索したらすぐ欲しい情報に飛ぶし、教科書を読むより動画の解説を見たほうがてっとり早いので、勉強時間を20時間はカットできました◎

 

父子で勉強した時は80時間ぐらい。平日の夜や休日に動画を見たり、問題を解くために毎回90分ぐらいファミレスにいました。

 

息子は最初のうちは手こずっていましたが、予想問題集を繰り返すうちに得点がどんどん伸びて、しまいには父親の点数を抜かすほど(汗)。やる気スイッチが入るとすごかったです。

 

まとめ

簿記3級を勉強するメリットは副業や仕事以外に、投資の勉強にも役立ちます。

 

また 小学校高学年からなら合格できるチャンスは十分にあるので、親子で受験にトライしてみるのがおすすめ◎

 

自治体の商工会議所 などで 簿記検定の受験者を募っています。

 

準備にかかる費用は約1万円、期間は3ヶ月ほど。  無料の YouTube 動画 解説 ブログ本屋に売っている予想問題集のみで独学合格を狙えます。

さらに、リビングのTVでYouTube動画①を見れるようにしておけば、無理なく親子で学ぶことができます◎